エンジニアが転職活動をするうえでまず必要なことは、転職したいと思う職場や他の企業のエンジニアが行う仕事内容の把握です。そのためには、他のエンジニアとの情報交換ができると良いでしょう。しかし、個人ではなかなか他の企業で働くエンジニアと接点を持つことが難しいのが現実です。

近年ではSNSが隆盛とは言っても、よほど密に交流しなければ個人で情報交換できることには限りがありますし、時間と労力もかかります。そこで解決策としては、同業者によるオンラインサロンやセミナー、勉強会といったものに参加する方法が挙げられるでしょう。もっと確実に転職活動のための情報を得ようと思うのであれば、転職の専門家である転職エージェントを利用するのも方法の一つです。

転職エージェントを利用すれば、志望動機や自己PRといった面接対策、職務経歴書を書く際のポイントなどについても親身に相談に乗ってくれます。初めての転職の場合には、転職エージェントを利用すると自分のエンジニアとしての客観的なスキルレベルも確認できるので、転職エージェントの利用も悪くない選択肢です。

ただし、転職エージェントにも得手不得手があり、自分の希望する分野に強いエージェントなのかどうかを見極める必要があります。もし、エンジニアとしてキャリアアップを考えて転職エージェントを利用しようと思うなら、さまざまな情報を入手することは無駄ではないので、複数の転職エージェントへの登録がおすすめです。